見やすいノートに共通する3つのポイントで成績アップ【小学生のノート術】

教室で質問対応していると子どものノートの書き方が気になるキニナル…。
十人十色で色んなノートの書き方があるなぁと思いながら見ています。


見やすいノートには3つの共通点があります。
1)単元名(タイトルや日付)が書いてある
2)どこに何が書いてあるかがすぐにわかる
3)字が丁寧(最低ラインは自分が読める字)

でもね、これを子どもに伝えただけでは実践してくれないんです(笑)
子どもは経験を通して体感し必要だ!と実感しないとダメみたい。
だから私は、まず最初にノートに板書を書くのはなぜなのか?という話をこんな風に子どもたちに伝えています。

私:「わからない問題がでてきたときまず、授業のノートを見直してヒントがないか探してみてね」
子:「え!?ノート見てもいいの?!」
私:「いいよ~。そのためにノートに書いてるんでしょ?」
子:「そっかぁ!じゃぁ、今度からノート見よう!」
私:「そうそう。ノートを見て、どこまでわかるのか確認してね。」

この話をすると、子どもは自分のノートを見るようになります。そして、子ども自身が自分のノートのわかりにくさを実感するのです。今まで、お母さんや先生にどんなに言われても「だいじょうぶ!」「わかるよ!」と、あんなに豪語していたのに、いざ、自分のノートを見たらわからない。これじゃ困るぞとなって、初めてノートの書き方を気を付けるようになります。

子どもは、その時に初めて

1)単元名(タイトルや日付)が書いてある
2)どこに何が書いてあるかがすぐにわかる
3)字が丁寧(最低ラインは自分が読める字)

この3つを少しずつ取り入れるようになります。そうして、そこから少しずつ自分専用のノートの書き方ができていくのです。


ノートは自分のために書いているメモなのだから後から見返したとき自分で見て、わかりやすいノートになっていればいい。
書き方は、板書通りでなくてもいいし板書されていないことでも必要と思ったら書けばいい。
板書してあっても必要ないと思えば書かなくてもいい。
もっと言えば“これは絶対にノートに書く”という指示がなければ書くか書かないかも自分で決めて構わない。

そうするとめんどくさがり屋な子は

「やった~!じゃぁノート書くのやーめた♪」

と言ってノートを取らないこともありますが、私はそれでもいいと思っています。
子ども自身が、ノートに何も書いていなくて困るのは自分だ、ということがわかれば、自分にとって必要なことは書くようになるからです。
実際に

「線分図は苦手。書かなくても問題は解ける!」

と言っていた子が、線分図を書かないとわかりずらい問題で

「あの時、書いておけばよかったー!」

と後悔してちゃんと書くようになりました。

そうして自分専用のノートの型ができてくると、未来の自分のために、どんな風に書いておけばわかりやすいのかを考えながらノートを取るようになるので、問題への取り組み方も少しずつ変わっていきます。

問題への取り組み方が変わってくると理解力も上がってきます。理解力があがると自然と成績が上がります。

この他に・方眼ノートを使うことと・目的ごと、科目ごとにノートを分けること
ができていると更にGood!

見やすいノートの書き方は実は頭の中の情報を整理することに繋がっているんです。
http://education-labo.net/thinking/wp-admin/post.php?post=24&action=edit
算数のノートの取り方について知りたいなら
http://education-labo.net/thinking/wp-admin/post.php?post=29&action=edit

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