考える力とお片づけの関係|整理収納教育士認定講座

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最近は「整理収納・子ども」というキーワードで検索して整理収納教育士にお申込をしてくださる方とともに、「子どものお片づけなら整理収納教育士がいいよ」と友人・知人の紹介でのお申込が増えています。それだけ整理収納教育が注目されているのだなと、改めて感じています。 

自粛前は整理収納アドバイザーの方が、+αの資格として受講されることが多かったけれど、今は「子どもがお片付けできないのは何で?」と、疑問を持っている人からのお申し込みが多くなっています。また、オンライン開催を始めてからは、男性の受講も増えました。
他にも、小さなお子さんがいらっしゃる保護者の方、幼稚園・保育園の先生、小学校・放課後学級・支援級の先生、子ども向け教室の先生など、多くの方にご受講いただいているのが整理収納教育士です。
私自身も、塾で子どもたちを見ていて、考える力がある子は思考の整理も上手だなと思ったことがきっかけで整理収納教育士を受講しました。
お片付けという体験を通してモノの整理の仕方を身につけておけば、物事を考えるときの思考の整理にも応用できます。だから幼い頃からお片付けを教えることはとても大事なことなんです。

情報の整理と整理収納教育の関係

整理収納教育士認定講座は整理収納の基本と、整理収納が思考の整理にどのように繋がっているのか、そして、それが子どもの自立にどのように繋がっているのかについて学ぶことができる講座です。自分自身だけでなくお子さん、生徒さんにもすぐに実践(伝えられる)カリキュラムになっています。

また、整理収納教育士では9歳までの子どもに整理収納教育を行うことの重要性をお伝えしています。
なぜなら、「9歳の壁」という言葉があるように、9歳までの子どもはいろいろなことを体験することで様々なことを学ぶのに対して、10歳以降はそれまでに体験してきたことを基に、より抽象的なことに触れていく年齢になるからです。
思考の整理をするというのは、情報の整理をするということでもあります。
これは、とても抽象度が高いことなのですが、幼いころから、整理収納という具体的な体験を通して整理の仕方を学んでおくことで、抽象的度が高い思考の整理がしやすくなるというわけです。そしてそれは、自分で考えて選ぶ力を身につけることに繋がります。
つまり、自分に必要な情報を取捨選択できる力を身に付けることに繋がるのです。

整理収納教育で子どもの考える力を育てる

講座の中では私が日々、子ども達と接する中で感じていること、これまでに私が子ども達に実践してきたこと、保護者の方にお伝えしてきたことを事例としてお話ししています。
例えば、算数の問題は学年が上がると問題文が長くなり、尚且つ抽象度が高くなります。
問題文からさまざまな情報を読み取り、抽象的なものを図や式を使って具体的に表し、整理しながら、知っている知識と組み合わせて、答えを導き出していくのです。この時に、思考の整理=情報の整理が身についている子は、いわゆる応用力が身についていきます。
しかし、思考の整理が苦手な子は、問題文の中の情報を読み取ることが苦手だったり、情報を結びつければいいのかが判らなかったりします。
実はこの部分が考える力になるのですが、判断する力がないために、応用問題が解けないことが多々あるのです。

大人が環境を整えてあげる事の大切さ

自分にとって必要な物をすぐに取り出せるようにするための整理収納のスキルは、情報の整理にも応用できます。
そして、そのスキルは様々なことを学び、考える力に繋がっているのです。 だからこそ、発達段階に合わせて子どもにお片づけを教えることが大切になってきます。
そのためには、私たち大人が、整理収納について学び、子どもの目線に立ってお片づけしやすい環境を整えてあげることが必要です。
自分のためにも子どもたちのためにもなる整理収納教育。ぜひ、多くの方に知っていただきたいなと思っています。

受講された方の感想

  • 整理収納のスキルを身に付けることは情報の取捨選択のスキルにつながるんだということがよく理解できました。
  • 子どもへのアプローチの仕方など、具体例がとても分かりやすかったです。
  • 研究の内容や脳の話など難しく感じるところもあったけれど、丁寧に分かりやすく説明していただけました。
  • ただテキストを読むだけでなく事例や経験を交えての講座でわかりやすかった。
  • ”お片づけ=楽しい”を習慣にしていくことが大事。お片づけが楽しくできる声かけの仕方などを学べてとても勉強になりました。さっそく家で子どもと一緒にやってみようと思います

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