子どもの忘れ物を減らす3つの方法と環境

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早い塾では2月から新学年が始まります。生活スタイルが変わるときには忘れ物が増えるんですよね。
ちなみに塾の忘れ物で多いのは
・あか鉛筆 ・消しゴム ・ふで箱 ・テキスト ・ノート ・お弁当 ・飲み物 などなど
子ども達はいろいろな物を忘れます。

忘れ物をする原因を考えてみる

忘れ物をするのは子どもだけが悪いのでしょうか?実は親や先生に原因があることもあります。ここでは、子どもが忘れ物をする原因について3を取り上げてみてみましょう。

1)前の学年のものがまだ置いてある

教科書を間違えて持ってきたというのは忘れ物でもよくあるパターンです。各科目の表紙のデザインが似ているため、見間違えて前の学年のものを間違えて持ってきてしまうのです。小学校の場合、前の学年で使っていた教科書やノートは基本的に必要ありません。使わないものを取り除いておくだけでも忘れ物が減ります。

2)学校から配布されるプリントをどうするか、家の中でのルールが決まっていない

忘れ物をする子どもばかりが悪いわけではありません。子どもはちゃんとお父さん・お母さんに伝えているのに、家の中でプリントの保管方法が決まっていないために、プリントを失くしてしまうのです。この場合は、お片づけできていない保護者が悪いのに、子どもが怒られてしまうのです。

3)子どもが連絡帳を書かない

先生が全員の連絡帳を確認するのは大変なので、隣の席の子と確認し合う時間を作ったり、口頭で伝えるだけではなく黒板に書くようにする、などの工夫をする必要があります。最近では、ITC教育が導入され、学校からの連絡は全て保護者宛にメールで一斉送信をする学校もあるようです。このようなツールを使うことができるのであれば、上手く活用していきたいですね。

このように、忘れ物をする原因は様々です。どこに原因がって、その原因をどのように改善することができるのかを考え、家庭と学校で協力して解決していくことが大切なのです。

忘れ物が減るように環境を整える

「なんで忘れたの?」と聞いてみるとそれぞれに理由があります。
例えば、筆箱1つでもこんなに理由が・・・

子1:「家で宿題してたから置いてきちゃった」
子2:「授業に遅れそうだったから急いでたら忘れちゃった」
子3:「ランドセルから移すの忘れたの」

先に挙げた筆箱の忘れ物対策として、私がよく子どもたちにおススメしているのは、家・学校・塾・習い事・・・というように必要な数だけ筆箱を用意するということです。そうすると、こどもは「あぁそうか!」と家に帰ってさっそく筆箱を用意してくれます。

4月からは新学年が始まるので新生活の準備として
≪毎日持っていくもの≫ ハンカチ・ティッシュ・水筒
≪〇曜日に持っていくもの≫ リコーダー・絵具セット・お習字セット・体操服
というように「お仕度カード」や「チェックリスト」を作るのもオススメです。

特に準備する物が増える小学校1年生は、最初から子どもだけで準備をさせるのは本人にとって、かなりの負担になります。例えば、時間割を見ながら各科目の準備をして、連絡帳を確認して特別に準備が必要な物はないかを確認し、配布されたプリントをお家の人に渡して…と、こうやって書き出してみると、確認するものだけでも、かなりの量になることがお分かりいただけるのではないでしょうか。

お片づけの習慣がついていない子は、配布されたプリントがランドセルの中でグチャグチャになっているなんてことは当たり前にあることですから、「何でグチャグチャになってるの!」と怒っていたらきりがありません。

そんなときは、どうすれば、プリントをグチャグチャにせずに持って帰ってこれるのか、忘れ物を減らすにはどうすればいいのか、を子どもと一緒に考えることで、原因を見つけることができ、改善策が見つかります。子どもによって習慣が違うので、お子さんに合った方法を探してみてください。そうすることで忘れ物が少しずつ減っていくので、ぜひ試してみてくださいね。

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