子どもの発達段階に合わせた「お片づけ」の教え方

目次

子どもの発達段階に合わせてお片づけを教えることの大切さ

保育士の方が受講してくださった際に、子どもの対象年齢は違うけれど、子どもに接する者同士、子どもに対して「子どもだからできないだろうと思って大人が手を出しすぎない」という同じ考えを持っていたことが、とても印象的に残っています。

モノが掴めるようになる1歳3ヶ月くらいになれば、子どもはお片づけを身に付けることができます。
例えば、子どもの目の前で「ないないしようね」と言いながら積み木を箱の中にしまう動作をして見せれば、子どもはそれを真似して積み木を箱に入れます。
箱に入れられたら、「上手にできたね」と拍手してみせると、その楽しさから、もう一度、自分で積み木を箱に入れてくれます。

このように最初は声掛けをしながら一緒にお片づけをして、何度も繰り返して習慣にしていくことが最初の一歩です。
3歳くらいまでは「お人形を箱にお片付けしようね」と具体的に声かをかけることで、お片づけがスムーズに進みます。
そしてお片づけが習慣化されると、5歳になる頃には「お片付けしようね」という声掛けだけで、自分で判断をしてお片付けができるようになります。

お片付けまでが遊びになる工夫をする

子どもは遊びながら学ぶと言われています。お片づけまでが遊びになれば、楽しくお片づけすることができます。
子どもに「お片付け=楽しい!・キレイになって気持ちがいい!」という感情を教えていくことが大切です。

お店屋さんごっこをして遊んだ後はお片づけ屋さんになっておもちゃを回収して遊びながら片づける、
どちらが早く片付けられるか競争しながらお片づけをする、
おもちゃをしまう箱を子どもと一緒に作る、
お片づけの音楽を決めて音楽が流れたらお片づけの時間にするなど、
日常の中で楽しくお片づけができる工夫をして、お片づけ=楽しい!という経験をたくさんさせてあげてください。

お片づけを学んでスッキリした生活を手に入れる

大人がどんな風に子どもに接していくかで、子どもが身に付けられる習慣は変わっていきます。
お片づけができない子どもが増えているのは、お片づけが苦手と言って子どもにお片づけを教えられない大人が多いからです。

小学校の家庭科の時間で整理収納の時間があるのをご存知ですか?
お片づけは生活に密接していることなので、学ぶものではないと思っている人も多いのですが、今はお片づけを学ぶ時代なのです。

職場で書類が見つからない、リビングにモノが多くて困っている、子どものおもちゃが多くてどうやって片づけたらいいのかわからない…。
それなら、自分のためにもお子さんのためにも、お片づけについて一緒に学んでみませんか?

忙しいことを理由にやらないのではなく、忙しい人にこそ、お片づけのスキルを学んで探し物をしなくてもいい、スッキリ整った生活を送って欲しいです。
そして、大人がお片づけを学んで子どもに教えていくことは、子どもの考える力を育て、自立を促し、生きる力に繋がっていくといいなと思っています。

片づけ遊び指導士認定講座 受講生さんの感想

「普段、自分がしていることをこうやって改めて学び直すとことで改めて子どもに片づけを教える事の大切さやその方法について考えることができました。」
「とても分かりやすい説明と丁寧な進行で聞いていて楽しかったです!」
現場の保育士・プロからいただいた嬉しいご感想をありがとうございました。

講座開催リクエストも承ります。お気軽にお問合せくださいね。

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